THE KILLS

 ょっとディレイ気味な情報ではあるけど、音楽業界随一のファッショナブルな男女2人組ザ・キルズが、やっと新作をリリースするそうですね。コチラが先行シングルの“U.R.A Fever”の映像です。変わってねー。


The Kills - U.R.A Fever

 どうやらギターのホテル兄さんの方は、屈指のナイス・カップルだったモデルのヴァレンタインちゃんと別離し、“ロック・スター食い”が甚だしいケイト・モス嬢と文字通り火照るような恋をしているそうで、かたやボーカルのヴィヴィ姐さんは昨年、(佐藤)可士和さんに呼ばれたのかは存じませんが、ユニクロ原宿店がリニューアルした時のレセプション・パーティーでDJするために、しれっと来日していたみたいです。きっと、その後はヒスの北村さんと遊んでたんでしょうな。

まあそんなわけで、どうしてもファッション以外の話題が付きまとう彼らではありますが、ここに来てやっと生業である音楽に本腰を入れ始めた模様。最近では「ブラッド・レッド・シューズ」なんて男女デュオが登場しちゃったもんだから、すっかり影は薄くなりつつあったけど、この2人のロック・スター然とした佇まいやオーラはやはり別格。僕は<サマソニ’03>も単独公演も見逃しているドアホウなので、今年こそは、その御姿を拝見したいものです。うーん、それにつけてもクール。

この曲にピン! ときたら…

 れだけは絶対に忘れられない「映画の主題歌」というものがあると思う。記憶に新しいところでは、現代のシチュエーション・スリラーの筆頭でもあり、最新作の ダーレン・リン・バウズマン監督による『ソウ4』(’07)に新曲の「I.V.」が起用されたことによって、待望の世界デビューへの切符を手にしたX JAPANが実に衝撃的だった(しかも結構カッコいい)。今では海外の音楽に対してもかなり造詣が深くなり、洋画を観ながらニヤリとさせられることも多くなった筆者だが、いまだにこの作品の主題歌がもたらした感動と興奮は塗り替えられていない。そう、ベタを承知で言おう。変態で鬼才でオタクな映画監督といえばこの方、クエンティン・タランティーノによる『ジャッキー・ブラウン』(’97)に起用された、ボビー・ウーマックが熱唱する「110番街交差点 」だ。





 ホントにね、こんなに素晴らしい楽曲にはなかなかお目にかかれないよ。ナールズ・バークレーの「クレイジー」なんて(名曲ですが)もう聴いていられない。イントロのファルセットからしてもう、悶絶必死。サム・クックの弟子だったとか、そんな枕詞は不要の破格のボーカリゼーションにはただただ感服で、数年前、都内の某古着屋で働いていたころに店内BGM用のMD(MDというのがミソ)ラックの中に、「60’s BLACK MOVIE」と記載された心躍る1枚が混在していたのだが、そのMDの2曲目に本作が収録されていたりなんかしちゃったもんだから、時間を見計らっては MDを挿入して、爆音でフロアに流しまくっていたのは良い思い出です。まあ、映画の内容自体には後日改めて触れるとして、とにかく斬新で印象的だったのが、まったく同じ楽曲だというのに、映画のオープニング時とエンディング時で聞こえ方がまるで違うということ。前者では疾走感が溢れていてひたすら気持ちを昂らせてくれるのに、後者では、少しビターな映画のラストに加味された喪失感が漂う。つまり、パム・グリアー演じる主人公の心境の変化に伴って、楽曲までも変化して聞こえるという、タラちゃんマジックかくありなん! と叫ばずにはいられない、“音楽の魔法”を感じさせてくれる1曲、いや、逸曲なのだ。うーん、書いていたらまた観たくなってきたぞ。どなたか、『ジャッキー・ブラウン』のサントラが安く売ってる所があったら、教えてくださーい。 

なんてこった! ケニーが...


 ある書籍を読んでいたら、筆者がとてつもなく懐かしい話題に触れており、思わずググりましたね。みなさんは覚えているでしょうか? 生まれながらにして両足切断という深刻なハンディキャップを悲観することもなく、上半身のみの体で、元気にアメリカ(だよね?)の荒野をSK8ボードで颯爽と駆け抜け、パンク・ファッションに身を包んだアベックに冷やかしの野次を飛ばすというお茶目でピュアな少年、ケニー・イースタディ君(ていうか俺より年上だから“さん”か)を。

いやはや、あの姿は当時いたいけなチャイルドだった僕にとって、とにかく衝撃の一言であり、十数年たった今でもその映像は脳裏に焼き付いていたものの、どうにもこうにも名前が思い出せなかったのですが、件の書籍のおかげで心のモヤモヤが晴れ渡りました。『五体不満足』こと乙武広匡さんの姿にさほど驚かなかったのも、彼ケニーさんという免疫があったからに他ならない。今一度あの勇姿を拝みたいところですが、おそらく映像作品は絶版で、レンタル・ショップで見つけることすら至難の業でしょう。YOU TUBEで探すのも骨が折れるし…。なので、どこかで映像を見たことのある方は是非ご一報を。そして最後に、ある一つの疑問が残りました。


 











↑ こいつって、彼がモデルなんじゃねえの?
 (でも、狂おしいほどにLOVE)

あらためて…

 ログを開設してみました。
以前、某JUGEMにてmixiからの転載用のページを作ってはいたのですが、度重なる2度手間UPに辟易し、ほったらかしにしていたら、案の定ログイン・パスワードが分からなくなってしまいました。ということで心機一転、シンプルでスタイリッシュな「Blogger」へと移行してみたのですが、いいですね、これ。なんだか“クリエイター臭”をプンプンと醸し出せそうで、今度は長続きしそうです。これからはmixiは雑記用として完全に分類し、こちらでは、おもにファッションから音楽(新譜レビューからライブレポ等)に始まり、映画やニュースにゴシップをつまみつつ、果ては主食とも呼べるお菓子ネタまで、圧倒的な情報量と筆圧でライティングしていこうと目論んでおりますゆえ、以後お見知りおきを。