立ち読みGメン

 ういい加減に我慢ならないので、ブログのネタにしてやる。

僕が仕事帰りに必ず立ち寄る近所のセブン・イレブンがありまして、月曜はおもに『ヤング・マ●ジン』を、木曜はおもに『ヤング・ジャ●プ』を立ち読みするためにぷらっと立ち寄るのまではいいんですが、お目当ての雑誌を手に取り開いたのも束の間、左方面から鼻腔をつんざく強烈なスメルがするわけですよ。その発信源を確認すると、ほぼ毎回同一人物のホームレス風のオサーンが鼻息荒くエロ本を見てるんですね。その遭遇確率は、たとえば原宿のファーストフード店で中国人スタッフに対応される可能性に匹敵するほど高い。

その悪臭といったらもう、牛乳と生ゴミを拭いた雑巾を靴下にリメイクして、3ヶ月ほど着用したかのような5次元レベルの凄まじさ。某消臭スプレーCMのにおい鑑定人のベッツィーさんが嗅いだら「Good!」どころか、「ぐう」の音も出ない。あまりのヤバさに一瞬で吐き気をもよおすので、すぐさま雑誌を戻して出入り口へと踵を返すこと数多。ここまで邪魔をされることが続くと、否応無しにある結論に達するわけです。

「コイツは立ち読み防止で店が雇ってるGメンなんじゃないか?」と。

 あ、この場合の「G」はもちろん、「GOMIのように臭い」ですよ。そう思うとすべて合点がいくし、店の思惑通り効果はテキメンなわけ。そうだ! 絶対にそうに違いない。だって、さっきもいたもん。おかげで『赤灯えれじい』の最終回ちゃんと読めなかったじゃねえか。

おれ、nanacoも活用してる優良カスタマーだっつーの!
おれ、本屋に無かった『DMC』の5巻買ってあげたっつーの!!
おれ、かあちゃんのどれいじゃないっつーの!!!

おっと、ここでまさかのジャイアニズム宣言。
それはさておき、それが事実となると、彼(ゴミの臭いの男)の報酬は一体何になるんだろう? とりあえず雑誌は読み放題でしょ。トイレもあるでしょ。廃棄弁当もらえるでしょ。ポットのお湯飲み放題でしょ.....。

とはいっても、彼(ゴミ男)の存在によって立ち読みが目的ではないお客さんも逃がしてしまうのは必然なわけで、そこのセブンの店長は実にハイリスク・ノーリターンなストラテジーを考える人なんだなあと思う。その頭脳はもはやハイリスク・ノータリン。

そこで彼(ゴミ)の本当の活躍のフィールドを思案してみたところ、バード・エア・ストライク・ハザード減少プログラム(鳥が航空機に激突するのを防止するため、あらかじめ訓練したハヤブサを使って滑走路から追い払っておくこと)のように、目には目を、鳥には鳥を、ゴミにはゴミを。ってことで、ゴミ収集車の仕事を斡旋してあげてください、お役所のみなさん。






なんか、ごみんなさい。

No comments: